風水と運気

多肉植物は風水的によくない?理由と正しい飾り方を解説

「多肉植物って風水的に良くないの?」


そんな不安を感じたことはありませんか?

実は、置き方や場所に注意すれば、運気を整えるアイテムにもなります。


この記事では、風水で多肉植物がNGと言われる理由と、気を乱さずに飾るコツをわかりやすく解説します。

多肉植物は風水的にNG?

「多肉植物って風水的に良くないの?」と気になる方は少なくありません。


結論からお伝えすると、多肉植物が風水で絶対NGというわけではありません。


ただし、置き方や選び方を間違えると、運気の流れを乱してしまうことがあるため、注意が必要です。

では、どうすれば多肉植物を風水的にも安心して取り入れられるのでしょうか?

多肉植物=絶対NGではないが、飾り方や量に注意が必要

多肉植物には、「葉がとがっている」「水分が少なく陰の気をためやすい」などの特徴があります。


そのため、風水では気の流れに影響を与える存在とされることがあり、「なんとなくよくない」と感じる方も多いのです。

ただし、これは置きすぎたり、暗い場所に密集させたり、枯れたまま放置した場合の話


たとえば寝室や玄関など、静かに過ごしたい空間に鋭い葉の多肉植物をいくつも並べてしまうと、落ち着きを妨げることもあります。

ですので、「数を絞る」「日当たりのよい場所に置く」「健康な状態を保つ」といった基本を守れば、問題はありません。

正しく置けば、気を整えるインテリアとして活用可能

むしろ多肉植物は、飾り方次第で運気を整える力を持つインテリアアイテムです。


とくに丸みのある葉の品種は、風水でも「穏やかな気を持つ」とされ、空間を和らげる効果があるといわれています。

また、南や東南などの陽の気が強い方角に置くことで、陰の気とのバランスが取れ、空間全体のエネルギーを整えやすくなります。

定期的に葉を拭いたり、元気のない株を整理したりすることで、清潔で前向きな気の流れが生まれます。

つまり、多肉植物は「悪いもの」ではなく、取り入れ方次第で運気アップの味方になる存在なのです。

多肉植物が風水で「良くない」と言われる理由

多肉植物が「風水的に良くない」と言われる背景には、植物が持つ「形」と「性質」が関係しています。


本来、植物は気の流れを整える力があるとされますが、多肉植物特有の特徴が“気のバランス”に影響を与えることもあるのです。

では、具体的にどんな理由があるのでしょうか?以下で2つの主なポイントを解説します。

とがった葉が「鋭い気」を出すとされている

風水では、「形」はそのまま“気”に影響すると考えられています。


特にとがったものや尖った葉は、「鋭い気(シャ気)」を放つとされ、周囲に緊張感をもたらす原因になることがありますよ。

多肉植物の中でも、たとえば以下のような品種は注意が必要です:

  • サボテンのようにトゲがあるもの
  • アロエやアガベのような鋭く先が細い葉
  • 葉先がギザギザしている品種

これらは、落ち着きたい場所や睡眠をとる空間(例:寝室)には不向きとされ、気を乱す可能性があるため避けた方が無難です。

水をあまり必要としないため“陰の気”がたまりやすい

もう一つの理由は、多肉植物がもともと乾燥地帯に育つ植物で、水をあまり必要としない=生命力がゆっくりな植物である点です。

風水では、「陽の気=動きや流れがあるもの」「陰の気=停滞した状態」を表すため、水分や成長の速さは“陽の気”と結びつけられます。

つまり、

  • 水をあまり吸わない
  • 成長がゆっくり
  • 季節によっては変化がほとんど見えない

このような特性が、「気の流れを止めてしまうのでは?」と見られる要因になっているのです。


特に、日当たりが悪く湿気の多い場所に放置されると、陰の気がこもりやすくなるため注意が必要

多肉植物が風水的に悪影響を与えやすい場所

多肉植物は飾る場所によって、風水的な影響が大きく変わります。


とくに、気を静かに整えておきたい空間や陰の気が集まりやすい方角には注意が必要です。

ここでは、多肉植物の性質と風水の観点から、置き場所として慎重に考えたい2つのパターンをご紹介いたします。

寝室や玄関など“静かに整えたい空間”

寝室や玄関は、風水において「気を休ませる」または「良い気を迎え入れる」ための重要な場所です。


このような空間にとがった葉の多肉植物を無造作に置いてしまうと、空間のエネルギーに刺激を与え、気のバランスを乱す原因になってしまうことがあります。

たとえば…

  • 玄関に鋭いサボテンを複数並べる
  • 枕元の近くにとがった葉の多肉植物を置く
  • 目に入りやすい位置に刺激的な形状の品種を飾る

こうした配置は、落ち着きや安心感を求める場所には向いていません。


「なんとなく寝つきが悪い」「玄関の雰囲気が落ち着かない」と感じているなら、多肉植物の位置を見直してみるのも一つの方法です。

北の方角は陰と陰が重なってしまう場合も

風水では北の方角は「水の気」を持ち、陰の性質が強い方位とされています。


多肉植物は、その生態からも“陰の気”をためやすいため、北に配置すると陰と陰が重なり、空間がどんよりとした印象になりやすくなるのです。

さらに、日光が入りにくい北の部屋に多肉植物を置くと、植物自体の元気もなくなり、気の流れも滞りがちに。


風水的には「陰の気の過剰」は運気停滞のサインとされているため、北に置く場合は明るい色の鉢や間接照明で補う工夫が必要です。

多肉植物を風水で良い方向に活かす飾り方

多肉植物は「悪い」と決めつけるのではなく、飾り方を工夫すれば運気を整える味方になります。


ここでは風水的におすすめの飾り方を2つのポイントに分けてご紹介します。


インテリアとして楽しみながら、気の流れも良くしていきましょう。

南や東南の方角に明るく置くのがベスト

風水では、南や東南が「陽の気」を持つ方角とされ、植物を元気に育てるのにも適した場所です。


この方角に多肉植物を置くことで、陰の気が中和され、空間全体の気の流れがスムーズになります。

また、南は「名誉運」、東南は「人間関係運」に関係しているため、そこに植物を飾ることで、気持ちも明るく前向きになれる効果が期待できます。

おすすめのポイント:

  • 日がよく当たる窓辺に置く
  • 陽の気を反射するように、白い鉢や陶器の受け皿を使う
  • カーテン越しのやさしい光が差し込む場所に置くと安心

明るく清潔な場所に飾れば、植物も生き生きと育ち、空間の雰囲気もぐっと整いますよ。

丸みのある葉の品種を選ぶと安心

風水では、丸みを帯びた形は「穏やかな気」を持つとされ、安心感や安定をもたらす象徴です。


そのため、多肉植物を選ぶ際も、葉がとがっていない品種を選ぶのがポイントになります。

たとえば:

  • エケベリア:バラのような丸い形状で見た目も華やか
  • ハオルチア:やさしい色合いとぷっくりした葉が特徴
  • グラプトペタルム:やや丸みを帯びた葉でインテリアにもなじみやすい

これらの品種は、風水的にも空間に調和を与えやすく、インテリアとしても可愛らしさを演出してくれます。


「なんとなく優しい雰囲気にしたい」と思ったら、まずは葉の形から見直してみるのもよいでしょう。

多肉植物を飾るときの風水的な注意点

多肉植物を取り入れる際には、風水の視点からいくつか気をつけたいポイントがあります。


間違った飾り方をしてしまうと、せっかくのインテリアが逆効果になってしまうこともあるため、ここでしっかりチェックしておきましょう。

枯れたまま置かない・こまめに手入れする

風水では、**「枯れた植物=死んだ気」**とされ、空間の運気を下げてしまうと考えられています。


どんなに小さな多肉植物でも、葉がしおれていたり、根腐れしていたりする状態を放置するのはNGです。

対策としては以下のような習慣を意識すると安心です:

  • 週に1回は葉の色や元気さを確認する
  • 枯れた葉はその都度取り除く
  • 風通しのよい場所に置いて湿気を避ける

「手間がかからないから」といって油断せず、こまめなケアをすることで、空間全体の気も整いやすくなります。

数が多すぎると気が乱れることもある

たくさん並べたくなる気持ちはよくわかりますが、一箇所に多肉植物を密集させると、かえって“気の渋滞”を起こす原因になってしまうことがあります。

風水では「空間の余白」が運気の通り道とされており、植物も適度なバランスで配置するのが理想的です。

特に注意したいのは以下のような配置:

  • 棚の一角に10個以上の鉢をギュッと詰める
  • 狭い玄関に複数の鉢を並べる
  • テーブルの上にいくつも並べて圧迫感を出す

見た目にもごちゃごちゃしてしまい、気の流れも停滞してしまいます。


お気に入りのものを“厳選して飾る”くらいが、ちょうどいいかもしれませんね。

こんな人には多肉植物が向いています

「風水的に不安…」と思いがちな多肉植物ですが、実は暮らしにうまく取り入れられる人もたくさんいます。


ここでは、多肉植物が風水と相性が良いとされるタイプやシチュエーションを2つご紹介します。

落ち着いた空間にアクセントを加えたい人

シンプルで落ち着いたインテリアの中に、ちょっとした彩りや柔らかさを足したいという方には、多肉植物がぴったりです。


特に、丸みのある多肉植物を陶器の鉢に入れて飾ると、空間の気を和らげ、優しい印象を作ってくれます。

たとえばこんな方におすすめ:

  • 北欧風やナチュラル系のインテリアが好きな人
  • 色を多く使わず、グリーンで落ち着きを出したい人
  • 忙しくても管理がしやすい植物を探している人

多肉植物は静かに存在感を放つので、癒しを求める方にも相性が良いアイテムです。

明るい窓辺などにワンポイントで使いたい人

日当たりのよい場所に小さな多肉植物をひと鉢置くだけで、空間が整って見える効果があります。


陽の気が流れやすい窓辺は、風水でもエネルギーが入りやすい場所なので、そこに植物の力をプラスすれば、より気が整いやすくなるのです。

とくにおすすめの飾り方:

  • 朝日が入る東向きの窓辺に置く
  • 白やベージュ系の鉢で清潔感を演出する
  • 植物のそばに小さな天然石やウッド雑貨を添える

このように、明るい場所でほどよく飾ることで、多肉植物の魅力も風水効果も最大限に活かすことができます。

【まとめ】多肉植物は「風水×工夫」で運気の味方に

多肉植物は風水的に「よくない」と言われることもありますが、正しく飾れば運気を整える心強い味方になります。


むやみに避ける必要はなく、ポイントを押さえて取り入れることが大切です。

ここで、この記事のポイントをふり返ってみましょう。

多肉植物×風水のポイントまとめ

  • とがった葉は「鋭い気」を出すため、穏やかな形の品種を選ぶ
  • 水が少なくてすむ性質から、陰の気がたまりやすい場所に注意が必要
  • 寝室・玄関・北の方角などは控えめに
  • 南や東南の明るい場所に飾るのがおすすめ
  • 清潔に保ち、数を増やしすぎないよう心がける

「飾りたいけどちょっと不安…」と感じていた方も、今日からは安心して多肉植物を楽しめるのではないでしょうか?


風水は“絶対こうでないといけない”というものではなく、「自分にとって心地よいかどうか」が最も大切です。

日々の暮らしにちょっとした緑と気の工夫をプラスして、やさしい運気の流れる空間づくりを始めてみてくださいね。

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