古いお守りや役目を終えたお守りをどう処分すればいいのか、迷ったことはありませんか?
神社やお寺に返すのが基本ですが、事情によっては自宅で処分したい場合もありますよね。
しかし、お守りは神仏とつながる特別なもの。
間違った方法で捨ててしまうと、気持ちの面でモヤモヤが残ることもあります。
この記事では、自宅でも安全かつ心穏やかにお守りを手放す方法7選をご紹介します。
感謝の気持ちを込めながら、安心して次の一歩へ進めるようになるはずですよ。
目次
自宅で安全にできるお守りの捨て方7選
お守りは長く持ちすぎると役目を終え、エネルギーが薄れていくといわれます。
感謝の気持ちを持って正しく手放すことは、心の整理にもつながります。
ここでは、自宅や身近な方法でできる安全なお守りの処分法を7つご紹介!
① 神社やお寺への返納が基本
最も丁寧で安心な方法は、授かった神社やお寺へ直接返納することです。
多くの寺社では古いお守りをまとめて受け取り、お焚き上げ供養をしてくれます。
授かった場所が遠い場合でも、同じ系列の神社やお寺なら受け取ってもらえることがあります。
② 郵送で返納する方法もある
遠方で直接行けない場合は、郵送での返納を受け付けてくれる寺社もあります。
事前に公式サイトや電話で確認し、指定の方法で送付しましょう。
返納料や送料が必要なケースもあるため、注意が必要です。
③ どんど焼きで焚き上げてもらう
地域で行われる「どんど焼き」(毎年1月15日前後)は、古札やお守りを焚き上げて供養する行事です。
近隣の神社や自治体が主催する場合が多く、火で浄化する伝統的な方法として知られています。
④ お焚き上げ代行サービスを利用する
近年は、お焚き上げの代行サービスも普及しています。
郵送用キットにお守りを入れて送れば、専門業者や提携寺院が焚き上げを行ってくれます。
忙しい方や遠方に住む方に便利な方法です。
⑤ 自宅でお焼き上げ(焼却)する方法
自宅で処分する場合は、白い半紙に包み、塩を振って清めたうえで焼却しましょう。
燃やす前に「これまで守ってくれてありがとう」と感謝を伝えると、より丁寧な供養になります。
ただし、火を使うため安全対策は必須です。
⑥ 清めてから可燃ごみへ出す
火を使えない環境では、白い紙と塩で清めた後、可燃ごみとして処分する方法もあります。
自治体のごみ分別ルールを守り、心を込めて包むことで気持ちの整理にもつながりますね。
⑦ 不用品回収業者を活用する
引っ越しや家の整理で大量の物を処分する場合は、不用品回収業者に依頼するのも手です。
一部の業者はお守りや仏具なども適切に処分してくれるため、まとめて片づけたいときに便利です。
注意したいポイント
お守りは神聖なものだけに、処分の方法には気を配る必要があります。
間違った方法をとると、気持ちの面で後悔したり、不安を抱える原因になりかねません。
ここでは、お守りを手放す際に特に注意したいポイントをまとめます。
神社・お寺を間違えずに返納する
お守りは授かった場所によって返納先が異なります。
神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ返納するのが基本マナーです。
信仰の対象が違うため、間違えてしまうと供養の意味が薄れてしまうこともあります。
不明な場合は、授与元に問い合わせるか、同系列の寺社へ返納しましょう。
自宅の庭で勝手に焚き上げるのは避けよう
自宅でお焚き上げをするのは、火災や近隣への煙の影響などのリスクがあります。
また、正式な儀式としての焚き上げは本来、神職や僧侶が執り行うものです。
どうしても自宅で処分したい場合は、小規模な焼却ではなく、塩や紙で清めて可燃ごみに出す方法がおすすめです。
中身を見ないで丁寧に扱う
お守りの中には、祈願文や護符などが入っていることがあります。
中身を勝手に開けるのはマナー違反とされ、神仏への礼を欠く行為です。
処分時も袋のまま丁寧に包み、感謝の気持ちを持って手放しましょう。
お守りを処分するタイミング
お守りは永遠に持ち続けるものではなく、役目を終えたら感謝とともに手放すのが良いとされています。
タイミングを意識することで、より気持ちよく新しい運気を迎え入れることができますよ。
目安は約1年が一般的
多くの神社やお寺では、お守りの効果は授与から約1年間とされています。
1年を過ぎるとご利益が弱まる、または役目を終えると考えられており、その頃に返納する人が多いです。
初詣や年末年始など、節目の時期に新しいお守りと交換するのもおすすめです。
願いが叶った時や引っ越し前後にも
お願い事が叶ったときは、その感謝を込めてお守りを返納するのが良いとされます。
また、引っ越しや環境の変化の前後は、新しい場所での運気をリセットする絶好の機会です。
古いお守りを手放し、新しいご縁や運を迎える準備を整えましょう。
まとめ|感謝を込めてお守りを手放そう
お守りは、授かった瞬間からあなたを静かに守り、力を貸してくれる存在です。
役目を終えたら、感謝の気持ちを込めて丁寧に手放すことが何より大切です。
- 返納は神社やお寺、または安全な方法で自宅処分
- タイミングは約1年、願いが叶った時、環境が変わる時がおすすめ
- 中身を開けず、清めてから処分するのがマナー
正しい方法で処分すれば、気持ちもすっきりと整い、新たなご縁や運を呼び込むきっかけになります。

お守りを手放すことは終わりではなく、次の幸運へのバトン渡しなのです。