「五月人形は玄関に飾ってもいいの?」
そんな疑問を持つ方は意外と多いもの。
玄関は風水的に“運気の入口”とされる大切な場所だからこそ、置くものには注意が必要です。
この記事では、風水の観点から見た五月人形の飾り方や、玄関に置く場合の注意点・運気アップのポイントをわかりやすく紹介します。
どこに、どう飾ると良い気を取り込めるのか。
玄関にぴったりの飾り方を7つのコツにまとめましたので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
目次
五月人形を玄関に飾るのは風水的にOK?
「五月人形はリビングや和室に飾るもの」と思われがちですが、実は玄関も風水的に悪くない選択肢なんです。
ただし、玄関は“気”の出入り口でもあるため、飾り方によっては運気に良くも悪くも影響します。
この章では、まず「五月人形の意味」と「玄関に飾ることの是非」について、風水の視点で解説します!
そもそも五月人形の意味とは?
五月人形には、男の子の健やかな成長と家族の安全を願う意味が込められています。
もともとは武将の鎧や兜を模した飾りが中心で、「病気や災いから子どもを守る魔除け」の役割を果たしてきました。
つまり五月人形は、家庭に守りの“気”を与える風水アイテムとしても非常に優秀なんです。
- 武将の兜 → 守り・防御の象徴
- 弓や刀 → 厄を遠ざける力
- 鯉のぼり → 上昇運・発展の象徴
こうした意味を踏まえると、どこに飾るかがより重要になってきますね!
玄関に飾ってはいけないって本当?
「玄関に五月人形は縁起が悪い」といった声を聞くこともありますが、それは飾り方によるところが大きいです。
実際には、正しい場所・方法で飾れば風水的にもOK!むしろ運気アップにもつながることがわかっています。
ただし注意したいのは、
- ドアの正面など“気がぶつかる場所”
- ごちゃついた玄関
- 人形が傷んだまま放置されている状態
これらは風水的に「悪い気」をためやすくなってしまうため、避けた方が無難です。
五月人形を玄関に飾る風水的なメリット
玄関は風水において「運気の入口」とされる重要な場所です。
その玄関に五月人形を飾ることで、家族や空間に良い気を呼び込む効果が期待できます。
この章では、具体的にどんなメリットがあるのかをわかりやすくお伝えします!
気の入り口に守りの力を置ける
風水では、良い気(運気)は玄関から入ってくると考えられています。
そのため、玄関に“守りの象徴”である五月人形を飾ることは、入ってくる気を清らかに保ち、悪い気をはね返す効果があるとされています。
とくに鎧や兜には、
- 災厄から身を守る
- 家を守るシンボルになる
- 子どもや家族の成長を支える
という意味が込められており、風水的にも玄関にふさわしい存在です。
例:
例えば、玄関の横のスペースに高さのある台を置いて、その上に兜飾りを配置することで、視線を集めながらも落ち着いた印象を演出できます。
このように、気の流れが最初に通る玄関に五月人形を置くことで、家の中全体の運気を整える“結界”のような役割を果たしてくれるのです。
厄除け・家族の安全を願う配置に
五月人形のもうひとつの大きな意味は「厄除け」です。
とくに小さなお子さんがいるご家庭では、外から持ち込まれる厄や病気から守る意味でも、玄関に置くことで安心感を得られるという方も多いようです。
さらに、玄関に五月人形を置くことで以下のようなメリットが期待できます。
- 家族が出入りするたびに守られている安心感を感じられる
- 来客に対しても、家を大切にしている印象を与えられる
- 季節感を取り入れた飾りで気持ちも明るくなる
ただし、飾る際には「清潔で整った状態」を保つことが大前提です。
ホコリをかぶったまま飾っていては、風水の良い効果が得られないので注意しましょう。
五月人形を玄関に飾るときの注意点
風水的に玄関に五月人形を飾るのは「アリ」ですが、飾り方を間違えると逆効果になることもあるため注意が必要です。
せっかく運気を整えたいと思っても、飾る位置や状態が悪ければ意味がなくなってまうことも。
ここでは、五月人形を玄関に置く際に気をつけたいポイントを具体的にご紹介します。
正面玄関の真正面は避ける
風水では、玄関ドアの真正面に強い気(特に“直進する気”)が流れ込むとされています。
このため、五月人形をドアを開けてすぐ正面に置くのはNG。
なぜなら、五月人形は「守りの象徴」である一方、気を受けやすいデリケートな存在でもあるからです。
ドアの正面は、外からの強い気(良い気・悪い気両方)が直接ぶつかる場所。
そこに五月人形を飾ると、**気の衝突が起きやすく、人形自体が“疲れてしまう”**とも言われています。
代わりにおすすめなのは、
- 玄関の左右いずれかの壁側に寄せて飾る
- 靴箱の上や専用の台に置く
- 入ってすぐ目に入る“ななめ前”の位置にする
といった方法です。
「少しずらす」だけで、気の流れがスムーズになり、玄関全体の雰囲気も落ち着きます。
ほこり・乱雑な空間はNG!
どんなに良い場所に置いても、五月人形のまわりが汚れていたり、物がごちゃごちゃしていたりすると、風水効果は弱まります。
とくに玄関は家族だけでなく、外からの気も出入りする場所。
ここが乱れていると、せっかくの五月人形のパワーがブロックされてしまう可能性があります。
また、五月人形をしまう前にも軽く拭き掃除をしてから片付けると、翌年の運気にも良い影響を与えます。
風水的に良い飾り方7選
五月人形を玄関に飾るなら、ただ置くだけではもったいないです。
風水の基本をおさえた上で、ちょっとした工夫をすることで運気の流れがぐっと良くなります。
ここでは、実践しやすくて効果の高い「風水的に良い飾り方」を7つに分けてご紹介!
①東向き・南向きに配置する
風水では「東」は発展・成長の方角、「南」は人気や才能を高める方角とされています。
五月人形をこの向きに置くことで、子どもの健康や成長運をより後押しできると考えられています。
- 東向き→成長や学びの運気アップ
- 南向き→周囲との良好な関係づくりにも◎
方位磁石アプリなどを使って確認してみるのもおすすめです。
②清潔な場所に飾る
どんなに高価な五月人形でも、汚れやホコリがあれば運気は停滞します。
玄関は靴の出しっぱなしや郵便物などでごちゃごちゃしがちなので、人形の周りだけでもスッキリ整えておくことが大切です。
清潔な空間は良い気を呼び込み、五月人形の力を引き出してくれます。
③高さは目線より少し下に
五月人形は「見下ろす」のではなく、やや見上げるくらいが理想です。
人の目線よりやや下に置くことで、守られているような安心感を得られるとされています。
- 高すぎる→威圧感が出てしまう
- 低すぎる→見落とされやすくなる
台や棚の上に、目線より10〜20cm下がるくらいの高さを意識するとよいでしょう。
④照明を当てて明るく保つ
暗い場所は「陰の気」がたまりやすいとされ、人形のパワーも弱まりがちです。
日中でも玄関が暗い場合は、ライトや間接照明を活用しましょう。
明るく照らすことで、五月人形が持つ「守りの力」がしっかり働きます。
⑤一緒に飾る小物にも気を配る
五月人形の横に、鯉のぼりや兜モチーフの小物を飾る方も多いですよね。
このときも、意味を持った小物を選ぶと風水効果が倍増します。
おすすめの小物:
- 小さな榊や観葉植物(浄化の力)
- 金色の置物(金運を呼び込む)
- 家族の写真(家族運UP)
逆にキャラクターものやおもちゃと一緒に飾ると、気が散ってしまう場合があるので要注意です。
⑥床に直置きしない
五月人形を床に直接置くのはNGです。
風水では、直置きは「気が流れず滞る」とされ、せっかくの人形のパワーを活かしきれなくなってしまいます。
できれば、
- 棚の上や飾り台に乗せる
- 座布団を敷く
- 木製の板やマットを間に挟む
といった形で、床との間に“境目”をつくる工夫をしてみましょう。
⑦飾る期間とタイミングを意識する
風水では、「いつ飾って、いつ片付けるか」も運気に影響すると言われています。
五月人形は、できれば春分の日(3月20日前後)~5月5日の間に飾るのが理想です。
片付けるのは5月中旬までに行い、「ありがとう」の気持ちを込めて清潔にしてからしまいましょう。
まとめ|五月人形は玄関でもOK!風水で気持ちよく飾ろう
五月人形は、ただの飾りではなく「家族を守る意味」を持つ大切なお守りです。
風水の観点でも、正しい場所・飾り方を意識すれば、玄関に飾ることはまったく問題ありません。
この記事でご紹介したポイントをおさらいすると…
- 玄関に飾ること自体はOK!大切なのは飾る「位置」と「環境」
- 東や南向き、清潔なスペースが◎
- 人形の高さ・照明・小物選びなども工夫次第で運気アップ
- 飾る期間や片付け時期も意識するとさらに良い効果に
季節の行事としてだけでなく、風水的な意味を知った上で飾ることで、空間のエネルギーも気持ちも整います。
ぜひ、今年の五月人形は、玄関に“想い”とともに飾ってみてください。
きっと家族をそっと守ってくれる存在になってくれるはずです。